陸上女子800メートルで日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高3年)が世界選手権(13日開幕、東京・国立競技場)へ強い意気込みを見せた。

 久保は4日に国立競技場で行われた代表選手の公開練習に参加した。今夏は1分59秒52の日本新記録で日本選手権を制した。その後の全国高校総体では3連覇を果たしたが、大会後には左ふくらはぎの軽い肉離れがあったという。「2週間くらい練習が積めていなかったが、うまく調子を戻せていて、いい感覚はつかめている。万全な状態ではないが、ケガとか言っていられないのでしっかり調子を取り戻して頑張っていきたい」と現在の状態を明かした。

 自身初となる世界最高峰の舞台は「あまり緊張はしていない。初めて世界の選手と走れる機会で、挑戦するだけなので楽しみという気持ちのほうが高い」と気持ちも高まっている。

〝ファイナリスト入り〟を目標に掲げる中で「予選から自己ベストを出していくことがカギになってくる」と分析。そして、昨夏のパリ五輪覇者のキーリー・ホジキンソン(英国)との走りを心待ちにしている。「まだ一緒に走れるかは分からないが、世界で優勝しているからこそ、プレッシャーも持たれていると思う。その中でも自分の走りをされると思うので、自分はそこに食らいついていきたい」と五輪王者との対決にも意欲を示した。

 公開練習前の壮行会では笑顔を絶やさなかった久保。「たくさんのすごい選手の中に入れさせてもらってすごくうれしかったのと、ワクワクしちゃってニヤニヤしちゃいました」と17歳らしい一面も見せていた。