陸上の世界選手権(13日開幕、東京・国立競技場)、男子400メートル代表の佐藤風雅(ミズノ)は〝心機一転〟で大一番に挑む。

 7月の日本選手権はレーン侵害があったとして一度は失格が言い渡されるも、所属先が複数回にわたって抗議。審議の結果、失格が取り消されて優勝が確定した。3日には所属先のオンライン会見に出席し「日本選手権以降はさまざまな感情があった」と明かしたが、3大会連続の代表入りが決まり「ひと安心という気持ち。今はすごく競技に集中をして気持ちを切り替えられている」と心境を語った。

 審議の期間内も「いただいた裁定を素直に受け止めていた。そこまでメンタルが落ちることはなかった」とレースに出場。8月上旬の富士北麓ワールドトライアルでは45秒16をマークするなど、状態は上向きだ。個人では決勝進出を目標に掲げ「予選から44秒台を出す。準決勝は日本記録(44秒77)でも通過できないかもしれない。準決勝で44秒を切りたい」と意気込みを示した。

 1600メートルリレーについても「パリ五輪はアジア記録で6位という結果だったので、まだ4人全員の力が世界に及んでいない。今年こそアジア記録をさらに更新して、メダル獲得を目標にしたい」と決意表明。感謝の思いを胸に、聖地で最高のパフォーマンスを披露してみせる。