パ首位のソフトバンクは20日の西武戦(みずほペイペイ)に5―4で競り勝ち、貯金を今季最多の「30」とした。

 2―2で迎えた7回、代打の切り札・中村晃が値千金の決勝打。2年連続8度目の20号に到達した山川の先制弾、牧原大の2号同点弾、野村の12号中押し弾も効果的だった。さらに先発・上沢が今季最多12三振を奪って7回2失点の好投で9勝目。6月から抑えに定着した杉山が節目の20セーブ目を挙げるなど、8月最後となった本拠地ゲームを白星で飾った。

 この日も満員(4万142人)に近い3万9725人の観衆を動員。多くの鷹党と勝利の喜びを分かち合った。お立ち台に上がった上沢は、7回一死満塁のピンチを連続三振で切り抜けたシーンを振り返り「皆さんの声援のおかげで、あのピンチを乗り越えられたと思います」と感謝。大きな歓声とともに、さわやかな一体感に包まれた。

鷹の祭典でカチドキレッドに染まったヤフオクドーム(2004年)
鷹の祭典でカチドキレッドに染まったヤフオクドーム(2004年)

 目を見張る本拠地戦績だ。7月は8勝1敗、8月は10勝1敗。驚異の勝率を誇り、博多の夏を大いに盛り上げた。夏休み期間中は恒例イベントである「鷹祭」も開催されたが、実に5戦全勝。球団は選手が「鷹祭」限定で着用した〝吉兆ユニホーム〟を9月以降に再投入することを検討中で、すでに選手サイドの了承も取りつけた。闘志と高揚感を表す鮮やかな赤色が印象的な「カチドキレッド」のユニホームは戦績の良さもあって、ファンの間でも評判がいい。再び球場を真っ赤に染め上げ、優勝争いが激化する終盤戦を盛り上げる。

 7月以降の本拠地20試合で「鷹祭」の5試合を含む13試合で満員御礼。チームの勝利が営業や事業を含めた多方面に好循環を生み出している。組織全体のムードが高まれば、グラウンドの結果にも必ずはね返るはずだ。