シーズン終盤、シ烈なV争いを制すカギを握るのはブルペン陣だ。パ首位のソフトバンクは2位・日本ハムに3ゲーム差。倉野信次投手コーチ(50)は「底上げが少しずつできてきているのは実感している」と、厳しい戦いが続く中でもリリーフ陣に絶対の自信をのぞかせた。
守護神・杉山一樹投手(27)はすでに50試合に登板。それでも倉野コーチは「疲れは当然あると思うが、この優勝争いの中での充実感はすごくあると思うので、疲れてパフォーマンスが落ちてきているということはない」とタフネスぶりに目を細めた。
さらに「疲れがパフォーマンスに影響してきたら、いろんなことも考えるし、その前兆が見えてきたら当然先に手を打つことも考えている」とし、最後まで戦い抜くための備えも怠らない姿勢を示した。
来日3年目のダーウィンゾン・ヘルナンデス投手(28)は安定した投球で中継ぎ陣を支え、木村光については「すごくハングリー精神があっていいし、それが投球につながっている」と評価。若手の台頭も含めリリーフ陣全体の力が底上げされている。「冒険できる時期ではないが、ある程度計算していくことになる」と語り、ブルペンの安定感に手応えを感じている。
さらにファームにも心強い選択肢がある。今季すでに一軍を経験した川口冬弥投手(25)、宮崎颯投手(25)らが控えており、ハイレベルな競争の中で再び呼ばれる可能性もある。「常に二軍からの情報は取っているし、調子を落とす人が出れば当然入れ替えは日々考えている。二軍でもいい状態をつくってくれている選手もいるので心強い」と、控えの厚みを強調した。
残り35試合。鷹の名伯楽の確かな目と手腕に支えられたブルペン陣は、V争いの行方を左右する原動力となる。












