第107回全国高校野球選手権大会の第12日(17日)の第1試合で須江監督率いる仙台育英(宮城)が沖縄尚学にタイブレークの末、3―5で敗れた。延長に入っても両者譲らず、11回にエース吉川(3年)が痛恨の2失点。その裏の反撃は及ばなかった。
泣き崩れる吉川の隣りで須江監督は清々しい表情を見せた。「もう120点、出し切った。素晴らしい対戦相手と甲子園でできたのはチームの財産になる。沖縄尚学さんの優勝を願うだけ」とサバサバと話した。吉川と相手エース末吉(2年)の投げ合いとなり、しのぎ合いが続いた中、最後はミスもからんで突き放された。指揮官は「継投も考えていたけど、吉川は曇り空にはならなかった。吉川と末吉君の空間になっていた。そこに誰も立ち入ることができないと思いました」と両者をねぎらった。
「守備走塁のミスが出ながらもタイブレークまで持ち込めた。出せたこと、出せなかったことも、ありのままの今年の仙台育英。いい財産を残してくれたんで、止まった時計の針がこれで動き出した。1~2年生が多く経験しましたのでね。ちょっとミス、ほんの数センチというのが許されないのが甲子園。それを思い出させてくれた」と新チームに期待を寄せた。












