西武・今井達也投手(27)が15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で先発マウンドに立ったものの、8回6安打1失点の完投負け。チームは0―1で敗れ、自身も今季5敗目を喫した。
初回二死二塁から杉本の左前適時打で先制点を献上。しかしながら相手に与えた得点は、このわずか1失点のみだった。味方打線が相手先発・九里を打ちあぐね、3回まで3イニング連続で併殺打を記録するなど計4投手に散発4安打と援護点を奪えなかった。
今井は「なんとか9回まで1点差で粘って投げることができました。大振りしてこない相手打線に対して、空振りを取りに行き過ぎた結果、ボール先行になってしまいました」と、自らの110球を振り返った。
エース右腕の無援護試合は今季5度目。京セラドーム大阪ではキャリア通算5勝10敗となっており、相性も悪い。
8回に杉本へ投じた109球目が、この日最速の157キロをマーク。こうした点を鑑みても、今井の持ち味が試合終盤になっても球速が衰えないタフネスぶりにあるのは明白だ。
ただ一方でオフの移籍市場に出てくる可能性に備え、調査を継続するMLB球団の中には力投型である今井の球数の多さを懸念する声もある。一部からは「多くの球種を操れる器用さがあるのは彼の魅力。その中で球種をある程度絞って、より緩急を意識した投球パターンを取り入れてみたら、さらに手のつけられない投手になるのでは」(MLB関係者)と提言されているのも事実だ。
具体的には投球全体の8割を占めるストレートと2種類のスライダーに加え、カーブでアクセントをつければ「より打者は幻惑するのではないか」という分析だ。
現段階では1試合に2、3球程度しか投げないカーブの割合を増やし、ダルビッシュ(パドレス)、山本由(ドジャース)、今永(カブス)のように海の向こうで〝奥行き〟をさらに伸ばすことでアドバンテージを握れる――。このように日本人メジャー投手として成功する資質を今井に見抜いているからこそ、前出関係者を含むMLBの複数球団は獅子のエースに熱いまなざしを向け続けているようだ。












