昨年のワールドシリーズ王者・ドジャースと最大のライバルチーム・パドレスが、15日(日本時間16日)から一大決戦に臨む。

 ナ・リーグ西地区は14日(同15日)時点で首位は5連勝中のパドレス、4連敗中のドジャースは1ゲーム差の2位。まずはドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで3連戦を行った後、22日(同23日)からはペトコ・パークでの3連戦となり、地区優勝の行方を占う重要な10日間となる。

 かねて両チームは激しいつばぜり合いを繰り広げ、今年6月の対戦では死球が飛び交う警告試合となり、両監督は退場、乱闘騒動にまで発展した。そうした渦中の中心にいるのがパドレスのマニー・マチャド内野手(33)だ。「打倒・ドジャース」への闘争心を一切隠さないスタイルで、ドジャースファンからすっかり嫌われているが、実力は折り紙付き。7月には史上12人目となる通算350本塁打と2000安打の偉業を達成した。

 マチャドもトレードを経験。2018年7月にア・リーグのオリオールズからナ・リーグのドジャースに移籍し、翌19年からパドレスでプレーを続けている。パドレスは今年のトレード期限当日にミラーやJP・シアーズら8選手を獲得するなど、大型補強を敢行。「MLB.com」のAJ・カサベル記者はこの日、マチャドが明かした補強前後のチームの変化として「今の打線は以前と大きく変わっているし、当然のことながらリリーフ陣も活躍している」と話したと伝えた。

大谷とベース上で談笑するマチャド(ロイター)
大谷とベース上で談笑するマチャド(ロイター)

 とはいえ、マチャドが経験したようにトレード移籍してすぐに活躍することは簡単ではない。本人も「同じ立場を経験したことがある。環境の変化、新しい名前や顔、新しいリーグ、異なる地区への対応は難しいものだ。すべてが大変で新しい環境に慣れるまでには少し時間がかかる」としつつ「(新戦力たちが)どう適応しているのかを見ると、彼らは完璧に溶け込んでいる」と自信をみなぎらせたという。

 しかも一体化させたのは、オリオールズからトレード加入した内野手のオハーンによると「大物」と称したマチャドやタティス、ダルビッシュらだったそうだ。

 パドレスは初戦に先発する予定だったキングが左ヒザの炎症でこの日、15日間の負傷者リストに入るアクシデントに見舞われたが、避けては通れない同地区のライバル対決の行方は――。