第107回全国高校野球選手権大会で暴力事案を起こし、前代未聞の出場途中辞退となった広陵(広島)の問題を韓国メディアも大きく取り上げている。甲子園出場が決まったタイミングで3月に処分が下っていた寮内での暴力事案が話題となり、初戦を突破すると別の事案が実名入りで飛び出してSNSが大炎上。収拾がつかない状態となり、学校関係者にまで危険が及ぶ事態となったことで身を引かざるを得なくなった。

 SNSが辞退に追い込んだ側面もあることで韓国メディアも興味を持ち「スポーツ春秋」は「暴力加害選手の出場を強行した広陵野球部は世論の批判で結局、2回戦を棄権した。1回戦を終えた後に下した遅すぎる決断だった。広陵が棄権するなら旭川志峯を復活させてほしいという同情論も広がっている。加害者の生徒を出場させて試合に勝ち、次から棄権するのは旭川の選手にとってあまりにひどいというものだ」などと報じている。

 また「世論の圧力と生徒の安全懸念の前に白旗を掲げた。大会途中の棄権は稀なことであり、青少年スポーツの祭典とされる甲子園が学校の暴力問題で汚された以上、日本高校球界の根本的な反省が必要だという声が強まっている」と〝断罪〟。さらに「朝鮮日報」は「カップラーメンを食べたと暴行した。高校野球の祭典が暴力騒動に汚されている。名門校の寮で集団暴行があったにもかかわらず、被害者だけを転校させ、加害者たちが甲子園に出場した。本戦の舞台で不名誉な事件で棄権した初めての事例だ」と批判を並べている。