第107回全国高校野球選手権大会で〝暴力事案〟が問題になっている広陵(広島)が出場辞退を表明した。10日に同校の堀正和校長が西宮市内で会見して明かした。同校をめぐっては開幕時からSNSで野球部員の暴力を告発する内容の書き込みが拡散。3月に高野連が処分を下していたが、その後も別事案として実名での告発文も流れるなど学校側と高野連が事実確認に追われ、第三者委員会を立ち上げて調査が行われていた。

 チームは初戦を突破し、第9日第4試合で津田学園(三重)との2回戦が決まっていたが、批判は収まる気配はなく、辞退の決断に至った。学校側は「高野連に報告した部員間の暴力を伴う不適切な行為だけでなく、監督やコーチらから暴力や暴言を受けたとする複数の情報がSNSで取り上げられています。こうした事態を重く受け止め、本大会への出場を辞退したうえで速やかに指導体制の抜本的な見直しを図ることにいたしました」と説明したうえで「被害を受けられた部員及び保護者の方には重ねてお詫びを申し上げます」と謝罪。「今回の事態を招いたことは誠に遺憾であり、今後二度とこうした事案が起きないように再発防止に全力を注いでまいります」とコメントしている。