ソフトバンクは2日の楽天戦(みずほペイペイ)に5―2で勝利し、5カード連続の勝ち越しを決めた。「5番・右翼」で先発出場した山本恵大外野手(25)が7回に逆方向へソロ本塁打を放った。

 痛烈な一発だった。7回、先頭打者として打席に入った山本は加治屋の外角低めの直球をとらえた。打球は伸びていき、そのまま左翼席へ。小久保監督が「(5回のダウンズの一発とともに)投手を助けるというか、展開的にはポイントとなる本塁打だった」と称賛する第3号ソロで、試合の流れを決めた。

 その一方で、試合後の山本の表情は晴れやかとはいかなかった。初回、一死満塁で打席に立ったが二ゴロで併殺打に終わり好機をつぶした。近藤、山川の後ろに座り、8月1日の試合でも満塁機で2度、打席が回ってくるなど好機が山本を追いかける状況で、思うような結果が出ていなかった。

「チャンスで打ててないので、プレッシャーは感じてます」(山本)。学生時代は「あまり何も感じずに打席には入れていた」というが、首位争いをするチームの5番ではまるで異なる重圧がかかる。「気持ちが先走っているなと感じる。気持ち的な部分でももう少し変えられたらチャンスでも打てるかなと思う」と分析し、次戦につなげていく構えだ。

 今年4月に支配下登録を勝ち取り、7月以降はスタメンに名を連ねる試合も増えた。「初々しさというか、ないので。しっかりやっていきたい」と語った背番号77。重圧を跳ねのけ、さらなる成長を遂げたい。