ドジャースの大谷翔平投手(31)は13日(日本時間14日)に本拠地ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に先発登板し、7回を4安打無失点、8三振2四球で3勝目(2敗)を挙げた。打者26人に今季最多の105球を投げ、最速100・6マイル(約161・9キロ)をマーク。防御率0・82で再びMLBトップに立った。チームは4―0で勝って連敗を4で止めた。試合後、ロバーツ監督は「ショウヘイはすごく良かった」と絶賛した。

 6回を終えて90球だったが、7回に続投させたのは投手専念が理由だった。「もし打っていたら、あそこで終わらせていたかもしれない。でも今回は打っていなかったし、この登板前も少し余裕があったし、次の登板まで休養が少し取れると思ったから、計算の一部だ」

 今季の投手・大谷は本気度が違うという。「見えてるね。みんな見てると思う。その変化は。彼は野球界最高の投手になりたがってる。そして今、実際そうなっている。準備への集中力もすごいし、登板日の実行力もそう」

 投手復帰した昨年との違いは調整モードではないということ。指揮官は全ての球種に自信を持っていると感じているという。

 サイ・ヤング賞を目標にしていることについては「投げてる時の彼は別人。サイ・ヤング賞を獲りたいと思ってると思うが、それは2026年のドジャースにもプラスになる」と語った。

 投手専念、打者で休養日をあたえることについて米メディアの論調は様々だ。大谷は納得していないのではないかという論調もある。

 ロバーツ監督は「彼は感謝してると思う。もちろん本人の気持ちも大事だ。でも、体が少し重そうだったりするのを見ると、選手自身に判断させない方がいい時もある。そんな中、我々には十分な信頼関係があると思うし、『彼とチームのため』に判断しているって分かってくれてると思う。たとえ彼が反対してたとしても、今はこれがベストなプロセスだと思ってる」と信頼関係に基づいていると説明した。

 会見で「昨日打撃の感覚をつかみかけていた中で、その流れを止めたくない気持ちもあると思うが」と問われるとこう答えた。

「明日は試合に出る準備もしなくていいし、5打席立つこともない。少し遅く球場に来てもいいし、体の状態を確認して、昨日見つけた感覚をさらに磨く時間に使える。金曜には回復して、そのメカニカルな感覚を積み上げていければと思う」

 今季打撃で苦しんでいる大谷に対して、一部米メディアは二刀流に厳しい見方をしている。ロバーツ監督はこう笑い飛ばした。

「そうだね。面白いよね。去年は『投げるな、打者だけやれ』って声がたくさんあったのに、今は真逆だから。彼が頭の中でどんなことを考えているかは想像できないが、起用法についてはこちらに明確な考えがある。正解は一つじゃないし、柔軟に、彼の状態を見ながら対応するだけ。でもマウンドに立てばノーヒッターを期待されるし、打席に立てばホームラン2本期待される。それが彼の人生なんだろうね。自分自身でそういう期待値を作り上げたんだと思う」

 14日(同15日)のジャイアンツ戦はベンチスタートの大谷。代打で出番あるか。注目だ。