女子プロレス「マリーゴールド」29日の新宿フェイス大会で、スーパーフライ級王者・岩谷麻優(32)が山中絵里奈を下して2度目の防衛を果たした。

 5月にマリーゴールドに入団した岩谷は、同24日の代々木大会でビクトリア弓月を破ってスーパーフライ級王座を獲得。先月5日の新宿大会で松井珠紗を退けて初防衛に成功し、この日はベストボディ・ジャパンプロレスから参戦している山中を迎え撃った。

 試合は両者が機敏な動きを見せつけ、一進一退の攻防を繰り広げる。終盤に、岩谷が山中をドラゴンスリーパーでとらえた後、バズソーキックをさく裂。最後はムーンサルトプレスで3カウントを奪った。

山中絵里奈(下)をムーンサルトで仕留めた岩谷麻優
山中絵里奈(下)をムーンサルトで仕留めた岩谷麻優

 試合後、リング上で岩谷は「新宿の皆さんこんばんは。スーパーフライのベルトを防衛しました。絵里奈、正直どんな選手かわからなくて、正直、ナメてました。あなたの技を受けて、受けてその上ですんなり勝っちゃおうと思っていたけど、思ったより受けすぎて危うく負けちゃうところでした。山中絵里奈、面白いね。これから何回でもこのベルト挑戦してください」と対戦相手に向けて呼びかけた。

 また、岩谷は27日に自身のX(旧ツイッター)で、最愛の父が亡くなったことを報告していた。「ちょっと私事の話をしちゃいますが、おととい大好きなお父さんが亡くなりました。ずっと病気をしていて、車いす生活で家族のことも忘れて20年間、長い闘病生活を送っていたんですけど、今までプロレスラーとしての娘の姿を見せることができませんでした。でも今日、初めてこの会場のどこかでパパが見てくれたような気がします」。

 続けて「神聖なリングだけど、これだけは言わせてください。パパありがとう。大好きでした。これからも娘はこのリングとともに成長していきます。パパも今日来てくれたお客さんも配信を見てくれた皆さんも、これから一緒に成長を見守ってもらえたらなと思います。今日は見てくれてありがとうございました」と感謝の思いを語った。