WWEの〝明日の女帝〟アスカが10日、オンラインでの合同インタビューに応じ、現在の胸中を激白した。

〝海賊王女〟カイリ・セインとの名コンビ「カブキ・ウォリアーズ」でタッグ王座を保持していたが、昨年5月に王座陥落。同時にヒザの負傷で長期欠場に入った。今年6月のトーナメント戦で、1年1か月ぶりに復帰して準優勝。女帝健在を見せつけると、前回ロウではカイリとのカブキ・ウォリアーズも再結成した。

「ABEMA」にて独占生中継される13日(日本時間14日)の女子限定PLE「エボリューション」(ジョージア州アトランタ)では、フェイタル4WAY女子タッグ王座戦出場が決定。アスカ&カイリは王者のラケル・ロドリゲス&ロクサーヌ・ペレス、シャーロット・フレアー&アレクサ・ブリス、ソル・ルカ&ザリアと四つどもえのタイトル戦に挑む。

 合同インタビューでは、「本当は半年くらいで復帰できるはずだった。なかなか復帰できなくて、ホンマに体力が戻るのかと不安だった。だから復帰戦はだいぶ緊張した」と、復帰までの苦しい道のりを振り返った。復帰早々、復活させたカブキ・ウォリアーズには「カイリちゃんとのタッグって、カイリちゃんはムードメーカーだし癒やされる。試合中もチームワークでやっていける。信頼するカイリちゃんとできるのはうれしさがある」と、カイリに全幅の信頼を寄せていることを明かした。

 もちろん再結成したからには、タッグ王座奪回は至上命令だ。女子限定大会で勝利すれば、カイリとのコンビでは3度目のタッグ王座獲得となるが「私たちが(タッグ王座在位の)最長記録を持っている。カイリちゃんとのタッグでは『こうしてほしいな』とか空気を読んでくれる。日本の時からいろんな人と組んできたが、ここまであうんの呼吸でわかりあえるタッグチームはない」ときっぱり。

 準備も抜かりない。復帰と同時に、新たな決め技としてランニングヒップアタック「エンプレス・インパクト」を使うようになった。アスカは「ヒップアタックは思い入れのある技だった。あの技は私がデビューした時から使っている技。初心に戻るという気持ちもあって、再び使うようになった」と打ち明ける。2004年にデビューし、15年からWWE入りして、今年で10年になる。節目の年に長期欠場から復帰したことで、原点回帰を狙う意味もあるという。

 一方で現女子世界王者のイヨ・スカイ、カイリとともに活躍した人気ユニット「ダメージCTRL」は消滅した。6月23日のロウでは、イヨに自ら「ダメージCTRLは終わったよ」と告げている。これについて、アスカは「最初(2023年7月)はベイリーが中心となって、イヨちゃんとかがつくってきたユニットなんで、私とカイリちゃんは途中から入った立場。ダメージCTRLは私たちがいなくても成立していた強いチームだったので、自然と私はカブキ・ウォリアーズとしての活躍に気持ちが向いているというところ」と〝脱ダメージCTRL〟の意図を語った。

 先のサウジアラビア遠征では、超スピード出世を続ける女子US王者の〝美しき狂気〟ジュリアと話す機会があった。「私もNXTに入ったときは『こんなにも違うのか』と思った。いろんな苦労してスマックダウンに上がったけど、それを短い間にやるのは本当に大変。すごいことであるし、大変なこともたくさんあるだろうけれど、ホンマに頑張ってほしい」とエールを送る。

 第2回となる女子限定大会へ「これまでWWEの女子部門を引っ張ってきたつもり。私が加わって以降、女子の存在感が確実に変わったと思っている。『エボリューション』という言葉には自分のこれまでが重なる」と女子戦線をけん引してきた女帝は、タッグ王座奪回を機にさらなる進化を誓っていた。