新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(37)が、真夏の祭典「G1クライマックス」(19日、札幌で開幕)の連覇達成後の青写真を明かした。実に25年ぶりとなる最高峰王者としてのG1制覇を成し遂げれば、団体内に敵がいなくなるのも時間の問題。ザックはすでに国内外の他団体で防衛戦を敢行するプランを描いている。
ザックは6月名古屋大会で後藤洋央紀をレフェリーストップで破り王座奪回に成功した。同戦で右ヒジを負傷した後藤はG1を欠場する事態となったが「しょうがないね。もしも彼が早めにタップしていればケガも深刻でなくG1に出場できたかもしれない。これは俺の責任ではなく、彼自身が選んだ結末だと思う」とキッパリ。「レフェリーストップでの決着は、たまに対戦相手やファンから『どうして止めたんだ』『まだできた』といった声が聞こえたりするけど、今回の結果を見ればそうでなかったことは明白だ」と勝ち誇った。
G1連覇は蝶野正洋、天山広吉、飯伏幸太、オカダ・カズチカの4人が達成しているが、「IWGP王者のG1制覇」は1995年大会の武藤敬司、2000年大会の佐々木健介の2人しか成し遂げていない。難易度の高い2つのミッションに同時に挑むザックは「簡単ではないことは過去の経験から知っているし、24年間も達成者がいないことがいかに難しいかを物語っている。ただ俺もそこに名を連ねる実力があるとは思っている。IWGPとG1の2冠を誰がやるかとなったら、ベストテクニカルレスラーの自分しかいない」と豪語した。
快挙を達成すれば、下半期の防衛ロードに幅広い選択肢が生まれてくる。「挑戦者に関してはG1の結果を見ておのずと見えてくると思うけど、それらの防衛戦をクリアした後は団体内だけでなく、外の団体でも防衛戦をやって強さを証明したいとも思っている。残念ながらAEWは選択肢になく、それよりも日本国内でやってみたいという気持ちがある」と野望を明かした。
新日本最高峰王座のタイトルマッチが国内他団体で最後に行われたのは08年8月の全日本プロレス両国大会でのIWGPヘビー級王座戦(王者・武藤敬司vs挑戦者・後藤洋央紀)で、実現すれば実に17年ぶりとなる。「ノアは今年25周年という記念の年なので、自分がIWGPの防衛戦をできたらとても面白いことになるだろうね。同時に、例えば全日本プロレスのような今まで自分が出たことがない日本の団体が選択肢にあってもいいと思う」。最強外国人がまた新たな扉を開くのか、目が離せなくなってきた。












