女子プロレス「スターダム」の〝妖精〟なつぽい(29)が、団体に革命を起こす。25日の大阪大会ではゴッデス王座戦後に極悪ユニット「H.A.T.E.(ヘイト)」に襲われていた同王者でSTARSの羽南&飯田沙耶を救出。ワールド王者の上谷沙弥(28)を呼び止めると同王座へ挑戦を表明した。自身の盟友でもある中野たむを引退に追い込んだ上谷に、ついに復讐する時がきた。
ゴッデス王者を救出したなつぽいはリング上で「このベルトは私が必ず奪ってやる。私はスターダムのエースになるから」と挑戦を表明。すると上谷から「沙弥様は今スターダムも女子プロレス界も支配している。お前と見ているところが違うんだよ。でもお前がここまで来る覚悟があるならコイツ(ワールド王座)をかけてやってやるよ」と受諾されると、上谷の立ち去る後ろ姿になつぽいは「あんまり勘違いするなよ、クソ野郎」と言い返した。
大会後、取材に応じたなつぽいは「もちろんたむちゃんが引退して、すぐにでも上谷に行きたかった。でも、5・31(安納サオリとのデビュー10周年興行)を控えた私たちは最優先にやらないといけないことがあって、世間に結果としてしっかり見せつける必要があった。上谷へのフラストレーションは日に日にたまっていったけど、この思いは一気にぶつけたかったから、この時をずっと狙っていました」と覚悟を示した。
上谷は昨年末の両国大会で中野から同王座を奪い、退団、引退に追い込んだ。最近ではメディアの露出も増え、極悪女王らしからぬかわいらしい言動で魅了している。だが、このチグハグな上谷の言動になつぽいは「上谷は去年舞華ちんを裏切って相当な覚悟でヘイトに入ったと思ってた。でもそこからは、見た目や口調だけ変えても、テレビでは、本当はいい人なんですアピール。むしろそのアピールの仕方に味を占めたかのような中途半端な言動ばかり。正直上谷は何がしたいんだかわからない。今の上谷が支配する世の中に私は違和感しかないんです」と指摘する。
今年の4月には中野の引退に続いて、スターダムのアイコンだった岩谷麻優も退団し団体の景色は徐々に変わり始めている。この現状になつぽいは「会社とか世の中はしれーっと穴埋めしていこうとしていると思うんですけど、私はそれじゃダメだと思ってて。その穴が大きいからこそ、あえて今が大きく変えるチャンスだと思う。だからこのおかしなスターダムを改革しないといけないと思ってます。この私に芽生えた責任感はたむちゃんが残してくれたプレゼントだと思うんです」と語気を強めた。
妖精が闇に落ちた不死鳥を団体の頂点から引きずり下ろす。












