DeNAは交流戦最終戦となった22日のロッテ戦(横浜)に9―10で惜敗。7勝11敗の借金4で全日程を終えた。

 先発したバウアーが来日最短となる1回0/3、自己ワーストタイの7失点でKO。それでも懸命に追い上げた打線の中で、ひと際輝いていたのが2戦連発となる6号2ランを放った筒香嘉智外野手(33)だ。6―9の5回に右中間へ豪快アーチをかけ、チームに勢いをつけた。

 筒香はカーブを捉えて今季5号を放った前日21日から「僕の考えるいい感覚が戻ってきた」と手応えを口にしていた。

「今まで、日本に帰ってきてからの悪い感覚で、カーブに待ちきれないので見逃す。打ちにいっても内野ゴロになるという感覚が多かったんです。それがしっかりと(カーブに)体が止まってポンと反応できるようになった」

 筒香は日本に復帰した昨季から湿気の多さや日米の人工芝の差など、環境の違いに戸惑うことが多かったという。それが徐々に慣れてきたことで「自分の中で薄まっていた大事な感覚が厚くなってきた」そうだ。

 そんな「大事な感覚」を取り戻すことができた要因は、ファームで再調整となった5月1日以降、約1か月間取り組んだ練習にある。この時は一、二軍のコーチ陣が総動員態勢で筒香の復調に協力していた。

 筒香が登録抹消になると、横須賀の練習施設DOCKで待ち構えていた桑原二軍監督、石井、鈴木両野手コーチ、万永野手コーディネーターが筒香とミーティング。筒香が言う「大事な感覚」を取り戻すにはどうすればいいか、アプローチの方法をコーチ陣から提案したという。

 独自の練習に取り組んでいた間、一軍の村田、大村両野手コーチも筒香本人に連絡を取っていた。今年はキャンプ中から両コーチが筒香に付きっきり。タブレットで打撃フォームの動画を確認しては細かな助言を続けている。筒香自身、「おかげでファームでいい練習ができました」と感謝することしきりだ。

 打率はまだ1割台ながら、三浦監督も「状態は着実に上がってきている」と話す。リーグ戦再開後はさらなる大爆発を見せられるのか。