ソフトバンク・王貞治球団会長(85)が3日、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の逝去を受け、報道陣の取材に応じた。
王会長は「今朝(逝去の)連絡をもらいました。『えっ!』というのが最初の思いでした」と動揺を隠せない様子で語り「誰にでも来る日なんでしょうけど、一番来てほしくない人に来てしまった」と肩を落とした。
この日、王会長は自宅を弔問に訪れ、盟友との最期の対面を果たした。「暗い気持ちでしかなかったけど、顔を見てほっとしました。長嶋茂雄という人が昔と変わらずそこにいる。うれしかったです」と柔らかくほほ笑んだ。
現役時代、巨人の3・4番として一時代を築いた「ON砲」。2000年の日本シリーズでは、長嶋さんが指揮する巨人と王会長率いるダイエーが激突し、対戦は4勝2敗で巨人が制した。「長嶋さんにとっては特別なことじゃなかったかもしれないけど、私にとっては本当特別で、素晴らしい日本シリーズだった。本当のこと言うと、勝ちたかったんですよ」と穏やかに振り返った。
王会長の目に、ミスターはどのように映っていたのか。王会長は「打てなくても落ち込まないし、偉そうにする訳でもないし、はっきり言って不思議な存在でしたよね。長嶋さんならなんでも許してしまうような親しみを持っていた」と笑みを浮かべて回想。
さらに「苦しいリハビリも率先してやっていましたし、すべてを乗り越えるという姿勢。野球をやっていたときもそうだけど〝退く〟ということがない人生だったと思う」とその生きざまに敬意を込めた。












