【取材の裏側 現場ノート】世界最大プロレス団体のWWEで〝美しき狂気〟ジュリアが異例のスピード出世を遂げている。
昨年9月に女子プロレス「マリーゴールド」から移籍。第3ブランド・NXTでは今年1月にNXT女子王座を奪取すると、4月の祭典「レッスルマニア41」明けのロウでは女子世界王者イヨ・スカイを襲撃し、対戦にこぎつけた。名実ともに女子世界一のイヨにはタッグ戦で連敗したが、爪痕を残して5月16日のスマックダウンでメインロースターに電撃昇格した。さらには次回PLE「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」(7日=日本時間8日、米ロサンゼルス)のMITBラダー戦出場を決め、早くも最高峰王座奪取に照準を合わせている。
イヨが4年かかった道のりを、日本を離れてからわずかの期間で成し遂げた。日本のライバルは、この活躍をどう見ているのか。昨年7月のマリーゴールド両国大会でジュリアとワールド王座を争ったSareee(29)に聞いてみた。
「めちゃくちゃ刺激ですよね。さすがジュリアだなあって正直、思いましたね。あんなに早くメインロースターに行くとは、誰も思っていなかったと思うし。でも、それだけジュリアが覚悟を決めて、すごく頑張っているんだなって思います」と、感嘆の声を上げた。
自身も2021年3月から世界最大団体に挑戦し、23年3月から日本で活動を再開。「短い時間でしたけど、WWEの大変さは分かっている」との思いがあるから、なおさらだ。それだけに「1年前に私とマリーゴールド旗揚げ戦で戦ってた人が…『えっ!』って感じですよね。それがジュリアだと思うので、負けられないなと。ジュリアには『日本のプロレスを頼むぞ』と言われたし、日本のプロレスをもっともっと大きくして、私が引っ張っていかないといけない」と決意を新たにした。
「2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」の女子プロレス大賞受賞者さえも発奮させる〝美しき狂気〟の出世街道。日本のプロレス界にも好影響をもたらしている。(運動部・初山潤一)












