セ5位の中日は25日の阪神戦(バンテリン)に1―5で敗れて借金は今季最多タイの「5」となった。1―1の9回に登板した3番手・マルテが2度の悪送球とミスを連発して4失点。井上一樹監督(53)は「ミスした方が負ける。その典型。(悪送球を)1球やってしまったことで、マルテもテンパってしまった」と苦虫をかみつぶした。
これで3カード連続負け越しとなり、首位・阪神とは5・5ゲーム差。ここ数年、6月の交流戦の時期にズルズルと沈んでV戦線から脱落するパターンが続いているだけに、正念場を迎えている。
何とかネガティブモードから脱却したい中日にとって、チームのムードを変える存在として期待されているのが、ドラフト1位ルーキーの金丸夢斗投手(22)だ。金丸は27日からのヤクルト3連戦(神宮)での登板が濃厚とあって、球団内では「早く金丸に勝ちをつけてあげることが一番。(金丸が勝てば)盛り上がる」という声が上がっている。
金丸への期待が高まるのも無理はない。プロ初登板のDeNA戦(5日、バンテリン)では6回5安打2失点、2度目の登板となった巨人戦(16日、東京ドーム)では6回3安打1失点。勝ち星こそつかなかったものの堂々たる投球を披露した。
金丸の球を受けたことがある三輪ブルペン捕手、ルイス通訳兼ブルペン捕手らは口をそろえて「ボールがピュッと伸びてくる。150キロのボールでも、さらに速く感じますよ」「キャッチボールも全然違います。すごくいいです」とべた褒めで、中日関係者が最も〝ポジれる存在〟となっているのだ。
期待のドラ1左腕が初勝利を挙げれば、中日にとっては久しぶりの全国レベルでの明るい話題。過去2度の登板では打線の援護に恵まれず初勝利はお預けとなったが、次回こそ点を取ってルーキーに初勝利をプレゼントしたいところだ。












