リベンジ成功だ。卓球の世界選手権個人戦5日目(カタール・ドーハ)、女子シングルス3回戦でパリ五輪団体銀メダルの張本美和(木下グループ)が金琴英(キム・グムヨン、北朝鮮)に4―3で勝利。難敵との接戦を制し、4回戦進出を決めた。

 土壇場で崩れなかった。3―1でリードした第5、6ゲームを落とす苦しい展開で迎えた最終第7ゲーム。第6ゲーム終了後には「何で(球が)入らないかな」と口にしていたが、第7ゲームは強烈なフォアハンドなどで6連続得点を挙げて優位に進める。最後は強打で試合を決めると、ガッツポーズで喜びを表現した。

 昨年のアジア選手権決勝では金琴英に1―3で敗戦。複数の卓球関係者から「3回戦の北朝鮮選手に勝てるかが1つのカギになる」との声が上がっていた中で、独特な軌道の球を放つ難敵に粘り強さを発揮した。

 張本は大会前の取材で「やっぱり自分は金メダルが欲しい。金メダルを目指して、高い目標を持って、そこに向けて一試合でも多く試合ができるように頑張りたい」と力強く宣言していた。頂点取りへ、この試合で得た自信を次の勝利につなげる。