絶対王者も〝動揺〟を隠せないようだ。卓球の世界選手権個人戦5日目(カタール・ドーハ)、混合ダブルス準々決勝で吉村真晴(SCOグループ)、大藤沙月(ミキハウス)組が林詩棟、蒯曼組(中国)に3―1で勝利。3位決定戦がないため、銅メダル以上が確定した。

 世界ランキング1位の強敵ペアを前にしても、ひるむことはなかった。吉村が31歳、大藤は21歳と10歳も年齢差があるが、息の合ったプレーを披露。第1ゲームは8―11で落とすも、第2ゲームを11―5で奪い返す。第3ゲームをジュースの末に13―11で制すと、第4ゲームも12―10と接戦をモノにした。

 大金星に吉村は渾身のガッツポーズを見せ、目には涙を浮かべた。「30歳を過ぎてもメダルを取れると思っていなかった」と喜びをかみしめ、大藤は「信じられない気持ち。メダルを取れるとは思っていなかった」と感慨深げに語った。

 試合後には中国メディアが相次いで林詩棟、蒯曼組(中国)の敗戦を報道。「All Words」は「中国卓球チームがまたもや大敗!混合ダブルス世界ランキング1位のペアが日本ペアに敗れる」と報じ「志宣スポーツ」は「中国の混合ダブルスペアは日本に敗れた。世界ランキング1位が予想外の逆転負けで日本は大喜び」と伝えた。

 その他の中国メディアも多くの記事を配信しており、衝撃は瞬く間に中国全土に広がっているようだ。