やっときた──。

 ここまで救援として登板を重ねてきたソフトバンクの松本晴投手(24)が19日、みずほペイペイドームにて先発投手として調整を行った。

 松本晴はキャンプから開幕ローテ入りを目指してアピールを続けたが、開幕は中継ぎとして迎えた。当初、本人は「悔しかった」と唇を噛んだが「今後のキャリアに絶対いい影響を与えると信じている。どんな場面でも投げられる投手を目指して任されたところでやるだけ」と気持ちを切り替えた。ロングリリーフ、1イニングなど様々な局面で登板。12試合連続無失点でいまだに防御率は0・00と好投を続けてきた。

 開幕から約1カ月半が経ち、巡ってきたスターターのチャンス。「先発のために準備しようと思って中継ぎに入った」という左腕は「すごくうれしいです」と口角を上げた。登板は21日の日本ハム戦(エスコン)が見込まれており「すごくいい打者がたくさんいるが、自分は自分のことをするだけ」と冷静に意気込みを語った。

 救援を経験したことによって得た経験値もある。倉野投手コーチは「中継ぎは1点もやれないという心境で(マウンドに)行くわけですよ。走者を出してもどうやったらゼロで帰ってこれるんだろうというのを突き詰めてもらったと思うし、それができていた」と左腕を評し、進化に期待をかけた。

「今からなので。ここからシーズン最後まで投げきってやるぞという気持ちが強い」と自らを奮い立たせた有望左腕。チャンスを手放さないためにも、まずは先発としての〝開幕戦〟で快投を披露したいところだ。