故障禍の真っただ中にあるドジャースで、とうとう大谷翔平投手(30)の二刀流復活計画の前倒しが叫ばれ始めている。
7日(日本時間8日)にはリリーフのエバン・フィリップス投手(30)が右前腕の違和感のため、15日間の負傷者リスト(IL)入り。これで投手陣としては13人目の故障者となり、ワールドシリーズ連覇へのキーマンとして獲得したスネル、グラスノーら先発陣の運用もままならない状態に陥っている。
駒不足はロバーツ監督の起用法にも現れ、救援陣だけで試合をつくる「ブルペンデー」も増加。8日(同9日)は山本、9日(同10日)は佐々木がそれぞれ中5日で先発マウンドに立つ状況となっている。
そうした中、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が、大谷翔平投手(30)の二刀流復帰を〝前倒し〟させる論調を展開した。「今季の大谷翔平の投球は当初はぜいたくに思われたが、今や必需品となっている」。大谷の投手復帰についてはロバーツ監督が「球宴明け」と7月中旬以降を見込んでいた。しかし、まだ5月ながら先発ローテもまともに組めない状況に〝禁じ手〟もやむなしと捉えているようだ。
同紙は「これでドジャースが大谷に時間をかけている理由を説明できるかもしれない。チーム事情には詳しいが、公に話せない人物によれば、大谷の登板は球宴明けとみられている」としながら「予想されるスケジュールは、大谷が投手としてマウンドで本来の自分を取り戻す機会を制限することになるだろう」と報道。要するに、当初は「5月」と見込まれていたプランよりも〝スローペース〟で調整している投手復帰計画が、困窮するチーム事情によって加速せざるを得ない可能性があるというわけだ。
米メディア「スポーティング・ニュース」は「もし大谷がシーズン後半まで投手デビューできないとすれば、ドジャースは彼が挫折することなく、早く以前の調子を取り戻すことを願わなければならない」とチームの危機感を伝えた。
無理をすれば、大谷が再び故障するリスクも増してくる。打者として調子を上げてきている才能のかたまりをどう扱うのか。ロバーツ監督のかじ取りは――。











