真夜中の「ショウヘイタイム」だ。ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、敵地アトランタでのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数3安打1打点の大暴れ。今季5度目の猛打賞をマーク。打率を2割9分3厘にまで上昇させるとともに自身8号となる特大ソロ弾でチームの10―3の大勝、そして破竹の7連勝に大きく貢献した。

 3時間6分の降雨遅延により、午後11時21分という異例の〝ミッドナイトプレーボール〟で幕を開けたこの一戦。打線猛爆の口火を切ったのは、やはり大谷だった。

 初回の初打席でヒットを放った大谷は、1―1の同点で迎えた3回表、ブレーブス先発シュウェレンバックの投じた127キロのカーブを豪快にフルスイング。打球角度35度、打球速度107・3マイル(約172・7キロ)、飛距離415フィート(約126・5メートル)という〝完璧な一撃〟がバックスクリーンに突き刺さった。

 スタンドの少年たちは敵地ながらも歓声を上げ、アウェーの中でドジャースのユニホームを着たLAファンもスマホ片手に興奮を爆発。現地のテレビ中継映像でも目を白黒させながら興奮する観客のシーンが映し出されるなど、敵地ながら完全に〝翔平ショー〟と化していた。

 その後も大谷の打棒は止まらず、終わってみれば2本の単打と8号ソロで4の3。本人も手応えを感じた模様で、試合後には自身のインスタグラムのストーリーズを更新。背番号17のドジャースユニホームの後ろ姿を背景に、この日の「10―3」のスコアを添えて〝ミッドナイトウィン〟を報告。深夜1時26分に終了した異例の試合を自らのバットできっちり締めくくった。

 この試合では、注目のルーキー右腕・佐々木朗希も先発。7試合目の登板でついにメジャー初勝利をつかんだ。5回98球、6安打3失点の粘投で勝利投手の権利を得ると、打線が大谷の一発を含む12安打10得点の猛攻で応え、佐々木に念願の〝ウイニングボール〟を手渡した。

 昨季王者ドジャースは、今季開幕から負傷者が相次ぎ〝野戦病院〟状態とも言われる中、今や7連勝でナ・リーグ西地区首位を死守。主力離脱の穴を、まさに「パパパワー」全開の大谷が打って埋めている。

 この男が打てば、勝つ。深夜をも沸かせ、ファンを眠りにつかせない大谷の豪打爆発は今後もしばらく続きそうだ。