もう限界なのか…。ブルージェイズのマックス・シャーザー投手(41)が17日(日本時間18日)、この日行われたレッドソックス戦の先発を「背中の張り」で急きょ回避し、15日間の負傷者リスト(IL)に入った。

 今季でメジャー19年目のシャーザーはサイ・ヤング賞に3度輝き、通算222勝をマーク。10日(同11日)のフィリーズ戦では史上11人目となる3500奪三振の偉業を達成したものの、4回途中5失点で敗戦投手となっていた。IL入りは右前腕と左足首の炎症に続いて今季2度目。6試合に先発して1勝4敗、防御率10・23と苦戦が続いている。

 こうした状況に、岡本らブルージェイズを専門的に扱う米メディア「ジェイズ・ジャーナル」はこの日、「マックス・シャーザーの雄姿を見るのはこれが最後になるかもしれない」と引退の可能性を伝えた。金字塔を打ち立てた前回登板についても「『投球のピークを過ぎた投手』を物語る兆候がすべて見受けられた。何度もストライクゾーンをミスし、ハーパーとボームに序盤から2本の長打を浴びせられた。彼の投球にはもはや何一つまともな点が見当たらない」と厳しい評価を下した。

スタンドから惜しみない拍手が送られるシャーザー(ロイター)
スタンドから惜しみない拍手が送られるシャーザー(ロイター)

 もちろん、シャーザーの実績には非の打ちどころがない。同メディアも「長い現役生活と殿堂入り級の功績は称賛に値する」「今後、いったい何人の投手が3500奪三振を記録できるほどのイニングを投げられるだろうか」と敬意を示した上で「とはいえ、彼にもついに時の流れが追いついてしまったことは明らかだ」「ブルージェイズのユニホームを着た『マッド・マックス(シャーザーの愛称)』の姿を見るのは、これが最後だと考える方が賢明だろう」と見通した。

 異名の通り、気迫を全面に押し出すスタイルのシャーザーは、昨年10月のア・リーグ優勝決定シリーズで投手交代を告げにマウンドへやって来たシュナイダー監督を怒鳴りつけて降板拒否。やむなく退散した指揮官に「殺されるかと思ったよ」と言わしめたことは語り草となっている。報道通り、このまま見納めとなってしまうのか。レジェンド右腕が岐路に立たされている。