試合前から漂うのは、勝算よりも重い諦めムードだ。オリオールズは19日(日本時間20日)から敵地ロサンゼルスでドジャースとの3連戦に臨む。だが、米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は、低調なオリオールズ打線にとって、ドジャースタジアムで状況が好転する可能性は低いと悲観的に伝えた。
オリオールズは35勝41敗で、敵地では13勝22敗と大きく負け越し。直近5試合は1勝4敗で計11得点にとどまっている。マリナーズと対峙したシアトル遠征でも打線は湿りっぱなしで、得点圏では13打数1安打。グンナー・ヘンダーソン内野手(24)、ピート・アロンソ内野手(31)ら主軸を抱えながら、肝心な場面で一本が出ない。ロードゲームの序盤5イニングに限れば打率2割2分、出塁率2割9分4厘、長打率3割6分5厘で、三振率26%はメジャーワースト。早々に主導権を手放す悪循環が続いている。
そこへ立ちはだかるのが、ドジャースの本拠地仕様の先発陣だ。初戦の先発予定は佐々木朗希投手(24)。前回12日(同13日)の敵地ホワイトソックス戦では4回1/3を7失点と崩れたが、ON SIは「エース級の球威」を持つ右腕と評価。直近3度のドジャースタジアム登板では、計4失点、被安打11、22奪三振、4四球と内容は悪くない。本人も前回登板後に球場によって変化球の感覚が変わる難しさを口にしており、慣れた本拠地へ戻る今回は侮れない。
2戦目には防御率2・52の山本由伸投手(27)、3戦目にはエメット・シーハン投手(26)が控える。山本は抜群の制球力で打者を揺さぶるタイプで、同メディアはオリオールズが苦手とする投手像と指摘。シーハンも本拠地では敵地より防御率が2点近く低く、ドジャースタジアムで45奪三振、10四球と安定感を示している。3人ともシーズン全体の数字だけを見れば攻略余地があるようにも映るが、舞台がロサンゼルスとなれば話は別だ。
対するオリオールズは先発陣にも不安を抱え、打線も長打頼みの色が濃い。しかも敵地では本塁打が伸びず、序盤から追う展開に陥りがちだ。相手はナ・リーグ西地区首位を快走する48勝27敗のドジャース。やる前から「白旗」と言われても仕方ないほど、今のボルチモアには重い3連戦になりそうだ。












