長く険しい「あと1」を乗り越え、千葉の守護神がついに伝説の扉を開いた。ロッテの益田直也投手(36)が4日、ZOZOマリンスタジアムで行われた西武戦に登板し、9回を三者凡退に封じて今季2セーブ目。プロ野球史上5人目となる通算250セーブを達成し、日本プロ野球名球会の入会資格を満たした。試合はロッテが5―3で逆転勝ちした。
2点リードの9回。大歓声と「益田コール」に迎えられた右腕は、記録への重圧を胸の奥に押し込み、先頭から3つのアウトを淡々と積み重ねた。最後の打者を仕留めると、グラブをたたいて安堵の表情。ナインと喜びを分かち合い、敗れた西武ベンチからも拍手が送られるなど、本拠地は敵味方を超えた祝福に包まれた。
ヒーローインタビューでお立ち台に上がり「この千葉ロッテマリーンズのユニホームを着て達成した数字なので、本当にうれしく思います」と万感の思いを吐露。「いつも通り、先頭から落ち着いて3つのアウトを取ることだけを考えていた」としながらも、「頭では少し250セーブがちらついていた。それを何とか抑えて投げました。ホッとしました」と本音も明かした。
昨季は不振や故障に苦しみ、自己最少の22試合登板で5セーブ。大記録まで残り2として足踏みした。それでも入団以来、ロッテ一筋でブルペンを支え続け、プロ15年目、通算795試合目で大台に到達。先発登板なしでの達成は史上初で、平成生まれの投手としても初めて名球会の規定をクリアした。
益田は記録を「僕個人の数字」と強調しつつ、「ファンの声援や選手のみんながすごく喜んでくれる。遅くなりましたけど、今日達成できて良かった」と感謝。名球会については「スーパースターたちの集まり。僕みたいなのが入っていいのかな」と謙遜し、「恥じないように、また明日から頑張っていきたい」と誓った。千葉で積み上げた「250」の重みを胸に、鉄腕はなお腕を振り続ける。












