陸上の日本学生個人選手権初日(25日、神奈川・レモンガススタジアム平塚)、女子1万メートルで4位だった大東大の野田真理耶(3年)は、日の丸の経験をさらなる飛躍につなげる。

 FISUワールドユニバーシティゲームズ(7月、ドイツ)の代表選考会を兼ねた一戦だったが、すでに野田はハーフマラソンで代表切符を獲得済み。「(1万メートルで代表を目指す選手のために)標準を切ったペースで引っ張っていこうという目標で走った」と序盤から先頭集団でレースを展開するも、終盤のスパート合戦に敗れた。「やっぱりまだまだ力不足で、途中から後ろに下がってしまった。ラストも勝ち切れなかった」と悔しさをにじませた。

 大東大の先輩でパリ五輪マラソン6位入賞の鈴木優花(第一生命グループ)は、FISUワールドユニバーシティゲームズ(当時ユニバーシアード)のハーフマラソンで金メダルを獲得。先輩の背中を追いかける野田は「本戦に向けて自分の弱点を見つけられたいい大会となった。これから力をつけていきたいし、ラストで勝ち切れるスピードを身につけていきたい」と課題を挙げた上で「卒業生の鈴木優花さんは金メダルを取っているので、それに続けるようなレースをしていきたい」と力強く語った。

 個人の走力アップは秋の駅伝シーズンにもプラスとなる。昨年の富士山女子駅伝では2位に入ったものの、頂点には縁がなく「シルバーコレクター」と言われて続けている。野田は「代表としてふさわしい走りで結果を残して、勢いをつけて駅伝に入って、今年こそは優勝を目指して頑張っていきたい」と宣言。

 そして「私が思うには(チームの)層の厚さがまだまだ足りないなと思っている。サラ・ワンジル(3年)に頼るだけではなくて、私も2本柱としてチームを引っ張っていけるような存在になりたい」と活躍を誓った。

 将来は鈴木と同様に、五輪でのマラソン代表を目指す野田。タイトル奪取で自らも大舞台へ羽ばたいてみせる。