抜群の勝負強さだ。陸上女子やり投げで2024年パリ五輪金メダルの北口榛花(27=JAL)が21日、都内で開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の「TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式」に出席した。

 シンボルアスリートの北口は、フィギュアスケートの世界ジュニア女王・島田麻央(16=木下グループ)らとトークショーに参加。島田から「今取り組んでいるピーキング法は?」との質問が飛んだ。

 これに北口は「陸上選手は試合数を制限してピーキングすることが多いけど、私は試合が課題を見つけられる一番の場所だと思う。そこで見つかった課題に練習で取り組むようにしている」と回答しつつ「(練習で)バッチリきた感覚が一度もない。『ピークって、いつなんだろう?』と思って試合をしている」と驚きの事実を告白した。

 世界女王のまさかの発言に、島田は「ピークに持っていけなくても、いつも通りの結果を出せるようにしたい」と思わず苦笑いを浮かべた。

 かねて北口は「練習で55メートルが出れば、まあまあいいライン。試合に出て65メートルとか投げるタイプ」と話すなど、本番になると実力を発揮。陸上関係者も「なんで勝てるか不思議だよね。練習では飛ばないのにね」と不思議がっている。

 ただ、それが〝北口流〟だ。9月の東京世界陸上に向けて「自分の現役中で、日本開催の世界大会は最後になると思う。観客の皆さんと気持ちが一体となった瞬間を感じたい」と意欲。強心臓の世界女王が、大一番に向けて闘志を燃やしている。