絶対王者への第一歩を踏み出した。カーリングの日本選手権最終日(14日、神奈川・横浜BUNTAI)、男子決勝はSC軽井沢クラブがロコ・ソラーレに6―5で勝利。2年連続12度目の優勝を果たしたが、見据えるは悲願の五輪だ。
2月のミラノ・コルティナ五輪は世界最終予選で敗れ、大舞台に立つことができなかった。2030年フランス・アルプス五輪に向けてリスタートを切るも、今大会は2次リーグでまさかの3連敗。それでも、プレーオフ、準決勝、決勝と3連勝で底力を見せつけた。前回大会に続き、涙を流したサード兼スキップの山口剛史は「今年はアイスを読めない苦しさの方が大きかった。自分たちは力が持っているのに、結果として表れない苦しさが辛かったので、その分うれしさで涙が出た」と笑みを浮かべた。
すでに30年フランス・アルプス五輪の日本代表候補決定戦の出場は確定済み。18年平昌五輪の出場経験を持つ山口は、五輪の表彰台をイメージした上でプランを組んでいる。「世界ランキング的には16位だが、これだと五輪に行けないと分かった。トップ10に入ってこなければいけない」ときっぱり。さらに4年後は「世界ランキングトップ5、世界選手権ではメダルを獲得したい。五輪は出るだけじゃなくて結果を残す」と力強く語った。
今大会はロコ・ソラーレ、SC軽井沢クラブジュニアなど、若きチームの活躍も目立った。今後もライバルになり得る存在だが「男子としては(自分たちが)完全に抜けていかなきゃいけない」。圧倒的な強さを手にし、五輪メダルへの階段を駆け上がる。












