セ2位の阪神は首位浮上に向けて22日からDeNAとの3連戦(横浜)に臨む。前カードの広島戦は1勝2敗で負け越したが、就任1年目の藤川球児監督(44)にとって、近本や佐藤輝ら主力勢に大きな故障者がいないことは追い風だ。

 ライバルチームを見渡せば、DeNAの主砲オースティンや桑原が離脱中。巨人でもキャベッジ、ヤクルトでは史上最年少の3冠王・村上や塩見らが戦列を離れている。その点、大誤算もない藤川監督にとっては戦略も立てやすい状況だ。

 ケガに強い〝鋼の体〟を持つ猛虎戦士について、藤本将直一軍トレーナーは「選手が練習前にストレッチを入念にしたり、しっかりと準備していると感じています」と打ち明ける。中でも屈強ボディーを誇る森下や佐藤輝に関して「結構、強度の高いトレーニングが好きでやっていますね。もちろん体の疲労度と相談しながら、強弱はつけながらやっていますが」と明かした。

 それだけでなく、故障防止やより強い体づくりのため、大竹(前ソフトバンク)や楠本(前DeNA)など〝移籍組〟から過去のトレーニング方法を取り入れることもあるという。

「アジリティの切り返し方や週に1回は瞬発系トレーニングを入れるだったり。どんなサイクル、意図でやっているのかを聞いて試してみたりもしていますね」(同)

 知恵を柔軟に取り入れ、開幕から1か月近く経過しても負傷離脱とはほぼ無縁の藤川虎。この強みをアドバンテージに混戦を抜け出したいところだ。