中日は16日の広島戦(マツダ)に2―0で勝利し、5位に浮上した。
先発・柳裕也投手(30)が7回96球で4安打無失点と快投し、今季初勝利。試合後の井上一樹監督(53)は「勝ちたいとか(広島先発の)大瀬良より先に(マウンドを)降りたくないという気持ちが見えた。そこが今日の勝因。今日は裕也のピッチングに尽きる」と振り返り、右腕の力投をたたえた。
だが、手放しで喜んでばかりもいられない。1週間ぶりに最下位脱出となったが、打線はこの日もわずか4安打と低調。チーム打率1割9分2厘、12球団最低の29得点と開幕からずっと投手陣におんぶにだっこの状態が続いている。
中日の超絶貧打は視聴率にも影響を及ぼしている。1―7で敗れた15日の広島戦(マツダ)の平均世帯視聴率は6・7%(平均個人視聴率3・9%)と中日戦のナイター中継で今季最低を記録した(数字は名古屋地区、ビデオリサーチ調べ)。
中日戦ナイター中継の平均世帯視聴率は、それまで6試合中4試合が2桁を記録するなど絶好調。2回の1桁平均世帯視聴率も9・8%、8・8%と高い数字を出していたが、15日の試合は先発・マラーが3回6失点と炎上し、序盤で5点差がつくという厳しい展開だった。
ここまでの16試合で中日が4点以上取ったのは6―5で勝利した6日のヤクルト戦(神宮)1試合だけ。零封負け3試合、1得点が6試合、2得点が1試合、3得点が5試合となかなか得点できない試合が続いている。それだけに地元放送関係者の間からは「5点差ついたら見る人も少なくなりますね」「序盤で点差がつくと、ファンの人もあきらめてしまうのかもしれません」いう声が上がっている。
借金2の5位とはいえ、首位・カープとはわずか2・5ゲーム差。序盤にリードを許しても、反撃の期待が持てるようにそろそろ打線の奮起が期待される。












