ソフトバンクは8日のオリックス戦(京セラ)に5―2で勝利。先発のリバン・モイネロ投手(29)が5回無失点と粘りの投球を見せた。

 最下位脱出で何とか波に乗っていきたいところだが、チーム事情と照らし合わせるとスンナリいきそうもない。この日、チームの主軸である柳田悠岐外野手(36)が右太もも裏の張りにより欠場。小久保監督は「我慢しようと。(試合に)出てないということは悪い。ひどくなる前に。(現状は)出せない状況」と説明した。

 柳田は昨年5月にも同箇所を負傷し、約4か月の長期離脱を余儀なくされた。36歳という年齢を考慮しても無理はさせられない。

 加えて、チームとしては同じ轍(てつ)を踏まないようにしたい事情もある。打線の中心であった近藤健介外野手(31)の戦線離脱だ。近藤は全試合出場を目標にシーズンの準備を進めたが、開幕前に腰の張りを発症。オープン戦3試合を欠場したものの、開幕カード3試合に強行出場した。

 ところが、その後に腰の状態が悪化。3月31日に登録を抹消されると、今月2日に外側型腰椎椎間板ヘルニアの摘出手術を受け、現在もリハビリ中だ。復帰までは2~3か月かかる見込みで、チームにとって大きな痛手となっている。

 こうした近藤の前例があるだけに、どうやら柳田には慎重を期して〝首脳陣ストップ〟がかけられたようだ。

 試合前の練習でバットを振り込んだ柳田について、チーム関係者は「本人に聞いたら『いける』と言うと思う。でも、まだシーズン序盤。昨年のこともあるし、無理をする状況ではない」。

 翌9日以降の出場については、小久保監督も「戦術的なことなので」と口を開かなかった。果たしてどのような起用方針を採るのか。チーム不沈のカギを握る大黒柱だけに、その成り行きが注目される。