手痛いドローに徒労感が残った。阪神は2日のDeNA戦(京セラ)で延長12回の末、6―6のまま今季初の引き分けに終わった。

 佐藤輝、森下、大山のクリーンアップトリオが打点そろい踏みとなったものの3点をリードしていた8回に追いつかれ、試合を振り出しに戻された。4時間28分の死闘も決着がつかず痛み分けに終わり、試合後の藤川球児監督(44)は「デイバイデイなので、また明日です」と無表情の中に悔しさをにじませた。

 勝てた試合だった。6―3で迎えた8回、勝ちパターンの右腕・ゲラを投入。来日最速タイの160キロを記録するなど簡単に二死を奪ったが、そこから先が「悪夢」だった。宮崎に四球を与えると、それを皮切りに4連打を許してほとんど息つく間もなく3失点。ベンチはゲラを信じたのか。潤沢なブルペン陣を駆使することもなく、ほぼ手中に収めかけていた白星を手放した。

 延長に突入後も再三に渡り、塁上をにぎわしながら結局サヨナラ勝利に結びつけることができなかった。まだ開幕5試合目であり、2勝2敗1分けで勝率5割とはいえ、何とも後味の悪いゲームとなってしまったことは否定できない。

 京セラドームで本拠地初勝利を心待ちにしていた虎党にとっても、フラストレーションいっぱいの〝ストレスフルゲーム〟だった。