やはりウソだった…。新日本プロレス2日の山梨大会で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILが改心宣言を翻し、IWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太(31)を襲撃した。

 EVILは5日両国大会で辻に挑戦する。辻からロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン時代のファイトスタイルでの出頭を命じられると、意外にも素直に受諾。今シリーズはまさかのクリーンファイトに徹し、辻も感激していた。

 この日の大会ではH.O.Tの金丸義信が辻とシングルマッチで対戦。辻が試合前のリング上で金丸にクリーンファイトを求めると、金丸も握手で応じる。シングル王者・辻と生粋のテクニシャン・金丸の見ごたえ抜群の攻防が展開された。
 試合中にレフェリー不在の無法空間チャンスが生まれると、金丸はウイスキーボトルを取り出すが、この日の試合が組まれていないEVILとディック東郷が花道から姿を現し反則を制止。クリーンファイトを続けるように指示し、H.O.Tが改心したことを全山梨、いや全世界に証明した…はずだったのが…。

 息を吹き返した辻が金丸にジーンブラスターを狙おうとしたところで、何と背後からEVILが襲い掛かり急所攻撃。すかさず辻の反則勝ちがレフェリーによって宣告されたが、H.O.Tの蛮行は止まらない。金丸がウイスキーボトルで殴打すると、EVILと東郷はイスで辻の左ヒザを振り下ろして大ダメージを与えた。

 なおも金丸が辻を足4の字固めで捕らえたリング上でマイクを握ったEVILは「オイ辻陽太、残念だったな~。改心なんて、ウソ、耳クソ、ハナクソ! バーカ、バーカ、バーカ! オイ、これがキング・オブ・スポーツだよ。桜のように散る覚悟はいいか! ベルトは俺のものだ、よく覚えとけ」と辻の決め台詞を引用しつつ高笑い。H.O.Tの改心はわずか2大会で幕を閉じる格好となった。それにしてもEVILのようなレスラーの改心宣言を真に受け、結果的に誤報を出したメディアにも猛省が求められる。