27日のスターダム横浜アリーナ大会でワールド王者・上谷沙弥との「敗者引退マッチ」に臨む中野たむが、安納サオリとの熱闘を制して決戦へ弾みをつけた。
3月3日に上谷との「敗者退団マッチ」で敗れ、現在は「フリー」の身。27日には王座と引退をかけて負けられない大一番が控える中で、2日の東京・後楽園ホール大会では「コズミック・エンジェルズ」の仲間、安納と7年ぶりに一騎打ちした。
中野にとって安納は、2016年にアクトレスガールズでのデビュー戦の相手。これまで3戦全敗だったが、序盤からエルボーの打ち合いで、10分過ぎにはジャーマンスープレックスで叩きつけ合う。流れが変わったのは、エプロンでの攻防だ。中野がスーパーキックから豪快無比なタイガースープレックスで安納を叩きつける。この一発が効いて、安納をリングアウト寸前まで追い込んだ。
安納の雪崩式ハリケーンラナ、ドラゴンスープレックスの逆襲をしのぐと、強烈な張り手から今度はリング内でタイガースープレックスだ。最後はバイオレットスクリュードライバーから、リストクラッチ式タイガースープレックスのトワイライトドリームを決めて、3カウントを奪った。
18分35秒も続いた意地の張り合いに勝利。実力者の安納を下したことで、上谷との再戦へ大きな弾みとなった。マイクを握った中野も「サオリちゃん、向き合ってくれてありがとう。中野たむ、どうだった? 超強くなっていたでしょう。負けていなくなるなんて不安、消し飛んでいったんじゃない」と、自信を口にした。
これに安納も「このシングルが決まった時もSNSで『思い出づくり』『引退ロード』、そんな言葉が見えたわ」と中野の現状に不安があったことを明かしつつ「中野たむ、ナメんな。中野たむはめちゃくちゃ強い! 今日、受け止めた私が言ってやる。世間の声にも負けんな。勝て!」と、上谷戦へ向けて必勝のゲキを飛ばした。中野も「引退なんてしない。赤いベルトをかけてあなたと戦いたい。そこが次の頂点!」と上谷を破ってワールド王座奪回に成功した暁には、安納の挑戦を受けることを約束した。
この後に、〝お騒がせ女子プロレスラー〟ことウナギ・サヤカが登場。全く空気を読まず、6日に愛知・東祥アリーナ安城で行われる中野の凱旋大会で、中野&安納&ウナギでトリオを組むことを決めて去っていく一幕もあった。
何はともあれ、中野は「引退阻止」に自信を深めたのは間違いない。












