オリオールズの菅野智之投手(35)は30日(日本時間31日)に敵地トロントでのブルージェイズ戦に先発でメジャー初登板し、4回を投げ4安打2失点、1三振2四球で負け投手になった。打者18人に73球。最速は94・8マイル(約152・6キロ)だった。初回に2失点も2回以降は無失点におさえていたが、両手のけいれんのため、無念の降板となった。試合後の菅野の一問一答は以下の通り。

 ――手のけいれん、過去にも同じ経験は

 菅野 はい、あります。

 ――残念な気持ちか

 菅野 そうですね。徐々に良くなってきていた途中だったので、もうちょっと投げたかった。

 ――(初登板は)緊張したか

 菅野 ちょっとだけ。

 ――理想としていた登板だったか

 菅野 難しいが、でも、どんな結果がでてもしっかりそれを受け入れるという覚悟で来ている。もうちょっと出来るなと思う部分もあれば、いいところもたくさんあったので次につながると思う。

 ――ハイド監督は両手のけいれんと説明していた

 菅野 そうですね。4回を投げ終わって帰ってきた時に、4回のマウンドに居る時から左手がグラブの中でつっていて、なんかイヤだなあって思っていて、マウンドに行く前に右手もつり始めた。で、1球投げたら指がくっついていたので、ちょっと(投げ続けるのは)難しかった。

 ――今後は様子見か

 菅野 いや、つっただけなので。そういうあなたたちが期待しているようなことにはならないと思う。

 ――夢の舞台。高揚感は

 菅野 しっかり噛みしめるところは噛みしめて。別に緊張していたとか、なんか自分をコントロールできなかったってわけではなくて、なんか今までと違った、経験したことのないような感覚だったので、ちょっと表現が難しいが、貴重な経験になった。

 ――2回以降、どう修正をしたのか

 菅野 オープン戦の最後もそうだったが、やっぱり日本でも、こっちでも、ボール先行になったり、四球の走者はやっぱりピンチになると思うし、向こうも日本と違って(バットに)当てに行くというより振ってくるので、ボール先行になると厳しいというのは分かっている。今日も四球の走者が還ってきたし、ポンポンと二死を取ってからも、やっぱり取りに行った、ヒメネスに左中間に打たれたあたりもボールにしなきゃいけないし、その前の四球が自分の中で効いているから早く追い込みたいって気持ちが先行してしまって、という心理も働くので、やっぱり先にしかけないとダメだと思う。

 ――公式戦での打者の対応、反応について

 菅野 ゲレロにしても、ビシェットにしても、あまり強引に来ていないなと思ったし、速いボールはセンターから逆方向に入って、浮いてきた変化球を引っ張り込むのかなという、ちょっと日本(で対戦した打者)では、サンタナ(ヤクルト)とかオースティン(DeNA)とか、日本で活躍している外国人の打者がいるが、ちょっと似ているアプローチをしてくるなとちょっと感じた。ちょっとレベルは違えど、そういうものも投げながら肌で感じることが出来たし、収穫もあった。

 ――自分の投げたい球がしっかり投げられたら十分通用すると話していたが、手応えは

 菅野 それももちろんある。徐々にやりたいことも出来ていたし、ストライク先行できた打者に対しては、おそらく向こうのいい結果にはなっていないんじゃないかなと思っている。とはいえ、長いシーズン、そういう入り球を狙われたりだとか、そういうこともあると思うので、そういうのもやっぱりバッテリーで話し合いながら、時にはボールから入ることも必要だと思う。

 ――ボールの交換は日本の時からあまりしない

 菅野 僕はします。1球1球します。

 ――初回、3ボールになった時、ボールをもらって一息入れるという、間の作り方も出来たのでは

 菅野 うーん、こいつ、ボールのせいにしているなと思われたくなかったので。ボールを変えたところで結果は変わらないので。ま、そういう考えもあっても良かったかもしれない。