第97回選抜高校野球大会の決勝戦が30日に甲子園で行われ、智弁和歌山は横浜(神奈川)に4―11で完敗。1994年以来、31年ぶりの優勝はならなかった。
全試合に先発し、好投を続けたエース渡辺(3年)が、6回に集中打と失策がからんで6失点。横浜の猛攻を止められなかった。ボール先行でカウントを悪くして痛打され「先制点を与えて、あんな流れになった。甘い球を逃さない。投げミスしたボールをしっかりヒットにしてくるし、いい打線と思った。今まではファウルになっていたようなボールを1球で仕留められた。うまさがあった」(渡辺)と横浜に脱帽。「エースとしてふがいなく、情けない。技術がなかった。万全な状態でやらせてもらっている中で、自分の実力が足りなかった」と肩を落とした。
2回の1点から得点が入らず、点差の開いた終盤8回に2点、9回にも加点して粘りは見せた。中谷監督は「あんなにチャンスで結果を出されると…いろいろ感じるものがあります」と横浜打線にショックを受けながらも「あきらめずに全力でプレーした。よく頑張ったと思う。昨夏に悔しい思いをしたメンバーが残っているし、通用する部分と日本一を取るチームと最後にやらせてもらって、差を感じることができた。自信になった部分と足りない部分を感じて、成長させてもらった。また和歌山のグラウンドで頑張りたい」とナインをねぎらい、収穫を糧に再起を誓った。











