これこそ三浦監督が強調する「全員の力」か。DeNAは30日の中日戦(横浜)で投打の伏兵が活躍し、2―1で競り勝ち、開幕カードを2勝1敗と勝ち越した。
先発・平良拳太郎投手(29)が5回4安打無失点に抑え、8回に1点差に迫られた後を伊勢と入江が鉄壁の無失点リレー。攻撃面では4回に1番・梶原昂希外野手(25)が先制ソロを放ち、5回には今季初スタメンの松尾汐恩捕手(20)にも1号ソロが飛び出して突き放した。
梶原は昨季後半、並み居るライバルとの定位置争いに競り勝ち、外野に定着。開幕戦では貴重な中押しの3点目を挙げる適時打を打ったばかりだ。この日は中日・メヒアのチェンジアップを捉え、今季1号をバックスクリーンのど真ん中に叩き込み「平良さんの援護ができてよかったです」と会心の笑顔を見せた。
梶原に続いて2点目を挙げた松尾の一発は、自身プロ初の記念弾でもある。試合中は「待ち望んでいたホームランが打ててうれしいです」と喜びの談話を出した一方で、今季初めて先発マスクをかぶったこともあり「しっかり切り替えてリードしたい」と自分を戒めていた。
伏兵たちが活躍した中、終盤に三浦監督が渾身のタクトを振るった。まず8回に2番手・石田祐が上林に適時打を許し、なおも一死二、三塁のピンチを迎えると、交代を決断。試合後の指揮官は「最後は接戦でしたけども、よく守り切った、勝ち切ったと思います。先発の平良は走者を出しましたが、よく低めに集めていた。8回は伊勢しかいない。最後の入江も、今年2度目の登板ですから落ち着いてましたね」と胸をなで下ろし、切り込み隊長の梶原を「1番として、いい形で先制してくれました。この調子で、次のカードも勝ち越し、勝ち越しといきたいですね」と絶賛した。
昨季は下克上で日本一を果たした三浦ベイ。まずはリーグ優勝へ幸先のいいスタートを切った。












