三浦ベイスターズが2025年の初陣で文字通りの「完勝」だ。DeNAは28日、横浜スタジアムで行われた中日との開幕戦に臨み、5―0で勝利。ちなみに昨年に続く2年連続の開幕戦勝利は1989年以来、36年ぶりだ。今年のスローガン「横浜奪首」を地で行き、本当に27年ぶりリーグ優勝を実現しそうな勢いである。
初回に開幕投手・東が無失点で快調なスタートを切ると、その裏に相手先発の難敵・高橋宏から牧が左前打で出塁。オースティンの右越え適時二塁打で1点を先制する。2回にも森敬の左前適時打で2点目を奪うと、序盤で早くも主導権を握った。
その後も梶原、宮崎の適時打、山本の犠飛などで3点を加え、東が7回まで4安打無失点の好投。8回は山崎、そして9回は1年半ぶりに一軍登板した入江がバトンをつなぎ、四球の後に三者三振で締めくくった。
これも昨年26年ぶりに日本一を達成した自信のなせる業か。今年の開幕戦について「いつも負けた翌年に迎えていた昨年までとは、気分が違うのではないか」と三浦監督に聞いてみたら「それはない」と言い切り、こうも言った。
「日本一は去年の話ですから。今年は今年でまた(リーグ)優勝目指して戦っていきます。われわれは挑戦者ですから」
前夜も「よく眠れた」そうで、特別な験担ぎも気持ちの高ぶりもなし。快勝した試合後も自らと選手を引き締めるように、こう強調している。
「今日のところはいい形が出て勝てましたが、これからまだ1年間戦いが続くわけですからね。これからもいいものを出せるように頑張っていかないと」
開幕勝利を挙げた東もこう言葉に力を込める。
「去年の日本一を引きずっている選手は一人もいないと思います。僕たちは今年、優勝を目指して戦っていくだけ。僕もピッチャーを引っ張っていけるよう頑張ります」
そう言えば、試合前のセレモニーが派手なことで有名なDeNAだが、今回は昨年の日本一を振り返るような企画も演出もなかった。イベントを担当する球団関係者に聞くと、こう回答された。
「去年の日本一は終わったことという認識です。今年はまた新たな戦いに向けてスタートするんですから」
さすが、何より共有とコミュニケーションを大切にしている球団。これなら27年ぶりリーグ優勝も夢ではない。












