敗戦は「143分の1」か、それとも――。広島は28日、阪神との開幕戦(マツダ)に臨んだものの0―4で黒星。指揮官となって3年目の新井貴浩監督(48)は就任以降、これで開幕3戦3敗となった。
開幕のマウンドを託された森下暢仁投手(27)は7回4安打2失点と大役の十分に果たしたものの、赤ヘル打線が呼応できず散発4安打の完封負け。オープン戦も総得点「34」は12球団ワーストとなっており、その貧打ぶりが開幕前からの懸念材料でもあった。いきなり不安が現実のものとなる船出となった格好と言える。
こうした現状に指揮官は「(まだ)1試合だけだから。始まったばかりだから。徐々につながって点がとれるようになっていくと思いますよ。1試合だけで、どうこうって言えない」とし「143分の1です」とも続け、深く掘り下げることはしなかった。
もちろん、まだ開幕したばかり。打線に火がつき打撃戦を制する試合も必ず出てくることは、長丁場のシーズンでどのチームにも十分に想定できる。一方で首脳陣にも、シーズン序盤戦から今季は「打ち勝つ試合」を多く増やしたい腹づもりがあるのも事実だ。
昨季のチームは9月に先発・中継ぎ問わず投手陣が総崩れし、5勝20敗と大失速。首位から一気に4位にまで沈んだ昨季終盤も元の要因をたどれば「年間を通じて続いた打線の援護点の少なさに、投手陣が最後まで耐えることができなかった」というのが、大方の見立てでもある。
その反省を元に、Bクラスに終わったシーズン終了直後の昨秋から打撃には量と時間を割いてチーム全体で底上げを図ってきた。今季1勝はもちろん〝勝ち方〟にも、序盤戦から昨季との違いを極力早い段階で披露したいところだ。












