タイガースの前田健太投手(36)はメジャー10年目の開幕をかつての本拠地ドジャー・スタジアムで迎えた。中継ぎで開幕を迎えた今季、ドジャースの大谷翔平投手(30)といきなり対決する可能性もあったが、実現しなかった。節目の10年目に何を考えているのか聞いた。一問一答は以下の通り。

 ――メジャー10年目を迎えた

 前田 10年目を迎えましたけど、その10年目を満了しないとね。迎えただけじゃ意味ないと思うんで、しっかり10年目終えられるように頑張りたいなと思っています。

 ――10年プレーすることはメジャーリーガーの目標の一つ。移籍の時に考えていたか

 前田 いや、全く考えてないですね。とりあえず8年契約でこっちに来たんで、まず8年契約を全うしようっていうふうに考えてましたし、自分が10年もアメリカでプレーするとは全く思ってなかった。こうやって10年目を迎えられたこと、10年プレーした選手もたくさん見てきましたし、どれだけ10年プレーするのが難しいかっていうのも、こっちに来て過ごしながら感じているので、まさか自分がね、その年数までできると思ってなかったので、光栄なことだなと思います。

 ――野球に対しての思いは変化したか

 前田 いや、それは変わんないですかね。あんまり。はい。

 ――楽しいか

 前田 いや。来た時から別に楽しくはないです、ね。そこに対しては変わらないです。野球の取り組み方とか、向き合い方とかってのは正直変わらない。

 ――どこまで続けるか考えたことは

 前田 あんまり具体的なあれ(数字)がない。何歳までやりたいとかもないし、いつになったら終わるかっていうのもまだ想像もついてないんでね。どういう時がやめ時かわかんないですけども、自分がもういいかなって思った時とか、体もあるだろうし、気持ちもあるだろうしって。今んところね、体がしんどいなと思うこともないし、手術もしたので、痛みがないとかってのもありますけど。そんなに50歳とかまでとか、誰よりも長くやりたいとかっていう思いは持っていないんで…、まあ、そんなに長くはないと思います、ここから先が。これから10年やるわけじゃないので。
 ――初めてメジャーでの開幕戦を迎えたドジャー・スタジアムで、再び開幕を迎えた

 前田 初めての時はもうわからないことだらけだったし、自分の登板もまだ迎えてなかったんで、すごい、そわそわしたり、不安があったりとかってのはありましたし、キャンプ過ごしただけなんで、まだチームの一員として何もできてないっていう不安もあったんで、その頃に比べるとね、だいぶ…、なんだろうな、余裕と言いますか。他のこのチームメートからしても、アメリカでも、こう、「ベテラン」って言われるような年数にもなってきましたし、そういう意味では気持ちは違うかもしれないですけどね。

 ――ドジャー・スタジアムの一番好きなところ

 前田 雰囲気が好きですけどね。アメリカって結構歪な形の球場が多い中で、ここはもうほんと綺麗な野球場みたいな感じですし、ファンも熱いですし、いろんなチームでプレーしてきましたけど、やっぱドジャースファンってすごい熱かったなって。味方に対してアットホームな雰囲気を作ってくれてたんで、いい球場だなと思います。

 ――では逆に敵としてはやりにくいのでは

 前田 まあでも、そんなに。ライバルチームじゃないんで、タイガースだと。そんなにブーイングとかも起こらないし、リーグも違うし、年に1回しかやらないんで、そこまでやりにくさは感じないと思います。(マウンドでは)久しぶりだなって感じになると思う。

 ――開幕日で好きなことは

 前田 開幕戦ならではのセレモニーがあったりとか、緊張感があったりとか、こうやってみんなね、選手たちだけじゃなくて、スタッフだったりとか、記者の方たち、ファンの人だったりとか、いろんな方の緊張っていうのもこう伝わる一日だと思うので、なんかこの日しかない空気感みたいなものがあるかなと思います。

前田健太(右)に駆け寄り挨拶をする山本由伸
前田健太(右)に駆け寄り挨拶をする山本由伸