第97回選抜高校野球大会第9日(26日)第4試合は初出場の浦和実(埼玉)が延長タイブレークの末、12―4と聖光学院(福島)を下し、4強に進出した。

 4―4で迎えた延長10回、無死満塁と大島(3年)を追い詰めると、橋口(3年)の中前適時打で勝ち越し、続く深谷(3年)の中越えの適時二塁打で走者一掃。7安打の固め打ちで一挙8点を追加し、最後は7回からマウンドに上がったエース左腕の石戸(3年)が危なげなく3人で抑えた。
 
 ポーカーフェースの石戸がわずかに相好を崩した。「相手側の勢いが強かったんで打ち消すつもりだった。調子はそこまでよくなかったけど、平常心で投げた。打ってくれて楽になれた」。3試合で18イニング無失点。球の出どころが見えにくい独特のフォームから130キロ前後のストレートと変化球を繰り出し、打者のタイミングを狂わせる。フライアウトを量産し、この日も4イニングを1安打無失点に封じた。

「初出場とかあんま関係ないと自分は思っている。でも4強になれたのはうれしい。全体的に見て無失点で抑えられているのはいい。打者のタイミングが合っていない」と振り返った。準決勝は猛打の智弁和歌山。大物食いで〝ウラジツ〟旋風を巻き起こす。