3年連続の最下位から逆襲を目指す井上一樹監督(53)率いる中日に暗雲が漂ってきた。クリーンアップが予定されていた福永とボスラーが相次いで戦線離脱。打線のキーマンが不在のまま開幕を余儀なくされたのだ。
得点力不足が課題の中日で、首脳陣が最も頼りにしていたのが福永とボスラーだった。松中打撃統括コーチは「福永は一番期待しているというか、何かをしてくれそうな選手。課題である得点力の低さというのを解消するためには、彼がポイントになってくる」「ボスラーがある程度数字を残してくれると、石川昂を4番で育てながら使えるという部分も出てくる」と2人を貧打解消の切り札に指名した。
ところが、ボスラーは上半身のコンディション不良で2日のDeNA戦を最後に出場しておらず、福永も18日のソフトバンク戦で右ヒザを痛めて開幕絶望。中日にとって最悪の事態となってしまった。
くしくも福永が戦線離脱した後、4番・石川昂は19日のソフトバンク戦から19打席連続無安打。23日の楽天戦では初回一死一、二塁、3回無死一塁の場面で2打席連続併殺打に倒れるなど〝自分が何とかしなければ〟という重責からか絶不調モードに陥ってしまった。
井上監督は「いないものを悔やんでもしょうがない。嘆いたところで相手がちょっと遠慮してくれるのかといえばそんなことはない。だから他の選手でカバーするよ、穴が空いたところであんたはどうするのというところを選手たちには意識させたいと思います」とポジティブに切り替えようとしている。
だが、23日の楽天戦(バンテリン)も1―3で敗れるなど得点力不足は相変わらず。福永、ボスラーの穴を埋める救世主が現れないとスタートから苦しい戦いを強いられることになりそうだ。












