ドジャースのタイラー・グラスノー投手(31)の好感度が急上昇だ。16日の阪神とのプレシーズンゲーム(東京ドーム)では劣勢で迎えた5回に3番手でマウンドに上がり、4イニングを2安打無失点、7奪三振の好投で追加点を許さなかった。宝刀カーブが冴えわたり、ローテーションの柱として順調な仕上がりをうかがわせている。

 試合後は5回を1安打無失点、7奪三振と、ドジャース打線を手玉に取った阪神先発・才木浩人投手(26)とグラウンドで話し込む姿が見られた。通訳を介してカーブの握りを縫い目を確認しながら丁寧に才木に伝え、才木も熱心に耳を傾けた。

 グラスノーは「どの位置に力を入れるかとか、どう持つかについてね。向こうが僕にいろいろ質問してきて、時間がなくてあまり話せなかったけど、こっちからももっと聞いて見たかった。彼はすごくうまかったよ」と話し、才木の投球について「とてもいい感じですごく安定している。回転の効いた球もいい感じで投げられている」と称賛している。

 得意のボールの握りを丁寧にレクチャーする姿が動画でも拡散され「素晴らしい光景だ。才木のためにあれだけ寛大になってくれた。才木とドジャースに明らかに好印象を与えた」「世界の2つの地域の男が明らかに愛しているスポーツについて語り合っている。これが野球の本質です」「才木がグラスノーのカーブを武器にしたらどうなるか」と、グラスノーの気さくな人間性を評価するコメントがあふれている。

 また、試合前にはグッズショップに現れ、テーブルの上で野球カードを開けると、大谷翔平のカード。自分のカードを期待していたのか「おお、翔平、クールだね」と言いながら近くにいた少年に「これほしい? あげるよ」と渡し、ハイタッチして去っていく動画も出回った。〝王子〟〝貴公子〟などと称されるが、飾らない素顔がグラスノーの魅力だろう。