ドジャースは16日、阪神とのプレシーズンゲーム(東京ドーム)に臨んだ。試合前練習では見過ごせない光景があった。体調不良で調整ペースを落としていたムーキー・ベッツ内野手(32)が遊撃の位置に入り守備練習。しばらくすると外野からデーブ・ロバーツ監督(52)が歩み寄り、ベッツの後方に陣取り腕を組みながら動きを見守った。指揮官はすぐにトレーナーに声をかけると、水を受け取りベッツに給水を勧めた。その後も休憩を取るように座り込んだベッツに歩み寄り、背中をさすりながら声をかける場面もあった。
阪神戦後の会見で、ロバーツ監督はベッツの状態についてこう語った。「今日は(前日に続いて)守備練習に参加して、打撃練習も行ったが、練習後すごく疲れていた。開幕戦に出場できるかというのは今のところは断言できない」。時間にして約10分ほどだったが、自ら正遊撃手の息遣い、表情、動きをチェックした意味は大きい。
この日の練習前までは「(大幅に減っていた)体重もそこそこ増えているので、良い感じなのかなと思っている」と語っていた指揮官。勤勉なスター選手の強い責任感は買うが、ブレーキをかけることは監督の大きな使命でもある。「(特別な)開幕戦ではあるが、ケガにつながるようなことはさせたくない」。最終判断は今後の経過次第だが、指揮官は「もし出るとしたら、明日の練習前に状態を確認して、しっかりフルメニューをこなしながら、また(開幕戦当日の)明後日に向けて出られるかどうかを再確認する」とした。
ベッツは大谷、フリーマンと並ぶ主軸の一人。出場可否はチームの戦略に大きく関わるだけに、時間的制約がある中で慎重な判断と決断が求められそうだ。












