女子プロレス「スターダム」のワンダー王座を保持する〝欲深き白虎〟スターライト・キッドが、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に属する小波(28)を撃破し、2度目の防衛に成功した。
V2戦(15日、大田区総合体育館)では、同じ2015年デビューの同期・小波と激突。王座戦直前に負傷したキッドは13日のストロングスタイル後楽園大会を欠場するなど王座戦の開催も危ぶまれたが、意を決してリングに立ったキッドの眼光は鋭く光っていた。
だが、試合が始まると小波のセコンドの介入もあり、なかなか流れをつかめず。小波に左腕を集中攻撃され、悶絶した。さらに10分過ぎにはコーナーに上ったところをヘイトの上谷沙弥に押さえつけられ、小波に黒スプレー攻撃を見舞われ真っ白のマスクを真っ黒に染められてしまった。そのまま意識もうろうのキッドは、小波に強烈な顔面蹴りをくらい、鼻から血を流した。
それでも、王者の意地でモモ☆ラッチを炸裂させると、ストレッチマフラーホールドで締め上げ、反撃開始。最後はタイガースープレックスからのスター・スープレックスホールドで3カウントを奪った。
試合後、キッドは震える手で白いバラを1本差し出したが、小波に顔面を踏み付けられる屈辱を味わわされた。それでもマイクを持つと「顔、真っ黒で真っ赤だ! 防衛戦前にケガをしてしまってどうなるかと思ったけど、なんとかギリギリ守ることができました! 私にはワンダーチャンピオンとしての責任がある。ファンの皆さんとこのベルトを考えると返上はしたくなかったので、今日は戦いました」と喜びを爆発させた。
その後、痛めつけられた左腕を見つめたキッドは「サイコパスな小波は強かったし、何度心と腕が折れそうになったか…それでもベルトを守れたのは、このベルトに対しての気持ちと気合と根性と応援してくださるファンの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。
すると、20日の沖縄コンベンションセンター大会で一騎打ちが決定している上谷がリングに現れ「キッド…防衛おめでとう。まさかこの状態で沖縄でシングルするつもり? まずはその腕とお鼻しっかり治してから改めて私がぶっ潰してあげる。それまでしっかり毛づくろいして休んでおきな。子猫ちゃん♡」とシングルの延期を提案された。上谷の言葉にキッドも「この通りボロボロだよ…。上谷には個人的にもチャンピオンとしても、絶対に負けたくないんで、上谷がああやって言ってくれるなら万全な状態でやらせてください」と、ファンに謝罪をしつつ延期を願い出た。
最後に「大SLK」コールを受けたキッドは「今日防衛したのは、この私。ホワイトタイガーSLKの防衛戦をこれからもお見逃しなく!」と絶叫し、リングを後にした。













