新日本プロレス11日岡山大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」2回戦で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILがデビッド・フィンレー(31)に敗れトーナメントから姿を消した。

 EVILは2月大阪大会で、これまでバレットクラブ内で共闘関係にあった「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」にユニットからの追放を宣言。WDのリーダーであるフィンレーとの〝大将同士〟の公式戦には注目が集まっていた。

 成田蓮、高橋裕二郎、SHO、金丸義信、ディック東郷とH.O.Tのメンバーを全員引きつれて入場するEVILに対し、フィンレーにもゲイブ・キッド、ドリラ・モロニー、外道がセコンドに就く。シングルトーナメント戦にもかかわらず、総力戦の様相だ。

 試合は両軍のセコンド同士が激しくやりあった末、EVILと東郷、フィンレーと外道の2対2の戦況に。東郷のパウダー攻撃がレフェリーに誤爆してしまうと、WDからはSANADAがリングに上がってくる。

 しかしSANADAの攻撃はフィンレーと外道にことごとく誤爆。まさか戦前にEVILが存在を示唆していた内通者はSANADAなのか…? 何やらWD内に不穏な空気が流れるなか、EVILは東郷との合体技マジックキラーをフィンレーにさく裂させた。

 これをカウント2で返されるとEVIL(変型大外刈り)を狙うが、フィンレーに回避されるとラリアートで場外に落とされる。場外カウントが進む中、EVILは鉄柱に打ち付けられて悶絶。さらに東郷を投げつけられてしまうと20カウント以内にリングに戻ることができず、まさかのリングアウト負けとなってしまった。

 試合後のフィンレーはけげんそうな表情でSANADAを見つめるが、仲間割れまでには至らない。「バレットクラブは俺のもの。WDは俺のもの。NJCも俺のもの。ということはIWGP世界ヘビー級王座(現王者は後藤洋央紀)も俺のものだ」と高らかに優勝宣言。一方のEVILはノーコメントで会場を後にした。NJC敗退こそ決まってしまったものの、H.O.TとWDの抗争は今後も続きそうな気配だ。