Gのユニホームを着たマー君が聖地に降臨した――。前楽天で巨人に新加入した田中将大投手(36)が9日、阪神とのオープン戦(甲子園)に先発。移籍後初めて甲子園のマウンドに上がり「伝統の一戦」に臨んだ。
スタメン発表で田中将の名前がアナウンスされると、虎党を含め超満員のスタンド全体から大歓声が沸き起こった。甲子園は北海道・駒大苫小牧高時代の2年夏に優勝、3年夏は準優勝するなど数々の熱戦を繰り広げた思い出の地。登板後、「そこは驚きましたね。タイガースファンの方からああいう歓声があるとは思ってもなかったのでうれしかったですね」としみじみと振り返った。
今季3度目となった実戦登板は、仮想開幕オーダーを組んできた阪神打線と対峙した。初回は先頭の近本にいきなり四球を与え、3イニング連続で先頭打者を出すなど不安定な立ち上がりだった。それでも初回と2回は連続で併殺に仕留めて無失点で切り抜けた。3回は先頭のヘルナンデスに左越え二塁打を浴び、その後、四球などで一死一、三塁から近本の一塁ゴロの間に1点を許した。
結局、48球を投げて3回2安打1失点、2奪三振にまとめ、最速は145キロをマークした。しかし、田中将は「ボールをコントロールするということが全然できていなかった。(結果は)いいとは思わない。今日に関しては。満足いくものはなかった」と険しい表情を浮かべた。
阿部監督も「やっぱりちょっとエンジンかかるのが遅いのかなと思って見ていました。立ち上がり不安なのが分かった。自分でも課題があると思う。次はもうちょい長いイニングいくかもしれないので、そこで修正したものを見せてもらいたい」と注文をつけた。
次回登板は16日のカブスとのプレシーズンゲーム(東京ドーム)を予定。5年ぶりにメジャー球団との対戦を前に「楽しみではありますけど、ゲームの中盤以降の登板になってくると思うので、レギュラークラスは出ているかどうかは分からないけど、なんか申し訳ないという気持ちですね。投げたい選手はたぶんいっぱいいると思うので」と明かした。
開幕を控え、マー君がメジャー球団相手にどんな修正力を見せるか。












