昨季、球団史上ワーストの91敗を喫した西武が対外試合5連勝でキャンプ地・宮崎での1か月を締めくくった。
前日1日はソフトバンクとの練習試合(アイビー)に19安打13得点で大勝。宮崎での最終戦となった2日のオリックス戦(SOKKEN)も4―2で逆転勝利を収め、韓国2球団との3試合を含めた対外試合6試合を5勝1敗で終えた。
内容もバラエティーに富んでいる。前日はセデーニョの満塁弾、育成選手・仲田の4安打2打点の活躍などで、3度のビックイニングをつくった。しかし、この日は一転して2点を追う終盤の7、8回に一気に畳み掛けた。
平沼が高島が投じた難しい内角球を中前へはじき返して反撃開始。1点差に詰め寄った8回には一死一、二塁から牧野の2点二塁打で3―2と逆転に成功した。さらに一死三塁の場面では、児玉の投ゴロの間に三塁走者の牧野がそつなく「ゴロゴー」で本塁生還。この回に3点目を挙げて試合を決めた。
昨季は進塁打、エンドラン、犠打、犠飛といった「チーム打撃」と呼ばれるものが機能せず、2得点以下の試合を91試合も量産…。クリーンヒット以外での得点パターンは極端に限られていた。
だが「点の取り方はいろいろある」という鳥越ヘッドコーチの徹底指導もあり、この6試合ではチーム打撃、走塁への意識改革は随所に垣間見られた。何より、状況に応じたプレーができなければサバイバルから脱落する危機感が選手個々にあるのだろう。連日、日替わりヒーローが誕生していることもまたチーム内競争を活性化させている。
チームは帰京した後、5日からの日本ハムとのオープン戦(エスコン)のため、冬の札幌へ向かう。二軍で調整を続けてきた中村剛、栗山のベテラン組、蛭間、野村大、元山、松原、岸、奥村といった若手、中堅組も虎視眈々とアピールのチャンスをうかがっている。
開幕レギュラー争奪をかけた生き残りレースがいよいよ本格化する。












